【レビュー】27インチの液タブ「Dell Canvas」の描き心地や機能について

【レビュー】27インチの液タブ「Dell Canvas」の描き心地や機能について

思い切って27インチの大画面液タブ「Dell Canvas」を購入しました。

なかなか大きい液タブですね。届いた時にはダンボールに入っておらず、Dell Canvasの箱の状態で到着しました。

これから、Dell Canvasを選んだ理由や、描き心地などの感想を書いていきます。

公式ページ
Dell Canvas: ペンおよびトーテム対応のインタラクティブなディスプレイ | Dell 日本

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Dell Canvasを購入した理由

まず第一に、大きい画面でお絵かきをしたかったためです。

一度Wacomの「Cintiq 13 HD」を購入したことがあったのですが、今まで板タブの「intuos Pro」を用いて24インチのディスプレイで描いていたため、なかなか慣れませんでした。

現状だと27インチの液タブは「Cintiq 27QHD」と「Dell Canvas」しか存在せず、Dell Canvasは価格が凄い安いため池袋の「ビックカメラ本店パソコン館7F」で少し試し書きして購入を決意しました。

24インチの液タブでも良かったですが、Wacomの24インチ液タブよりもこちらのほうが安くこちらにたどり着きました。

描き心地

店舗での試し書きと、家で実際に描いた感想

描き心地については満足しております。

Dell Canvasは池袋のビッグカメラにしか置いていないので、そこで一度試し描きしておりました。

そこではペンの先にゴムのようなものが取り付けられており、なおかつクリスタがライセンス切れでメディバンしか使えず、そのためかワコムの液タブと比べてどことなく描きにくい印象でした。

しかし、許容範囲内であったため購入し、家に届いてから実際に描いてみると、店で試し描きした時よりも描き心地がとても良かったです。

なぜ描き心地に違いが生じたか分かりませんが、店で描いた時はピンとこないところがあったため、店の環境の試す場合はあくまでもお試し程度でのぞむと良いです。

※追記
なぜ描き心地に違いが生じるかわかりました。店頭で試せるものはずっと芯を交換していないため先が削れており、ガラスにガラスを当てるような感じがあったからです。

芯を替えていたら劇的に描き味が良くなります。

視差

視差についてはWacomのCintiq 27QHDと比較するととても改善されており気になりません。

一番視差がずれそうな画面端で検証写真を撮ってみました。
視差の検証

パネルにと非光沢のガラスを直接張り合わせているようなので、ディスプレイの厚みもあまり感じさせません。

ただ、ペンを傾けると少しずれましたが、気になるほどではないと思います。

ON荷重について

Dell Canvasの購入前に、筆圧を弱くして描くと線が引かれないとの評判が見受けられました。

筆圧レベルが2048段階あるため正常な動作だと思いますが、確かにディスプレイを撫でるように力を入れずに描くと、凄く薄い線になります。

どちらかというと、画面に吸い込ませるように描くと良いですね。 これはCanvas Penの「ペン先の感度」にて7段階で設定可能で、「柔らかい」にバーをずらすと調整できます。
Canvas Penの設定画面

柔らかい方にずらすと、弱い筆圧で普通の線を引くことが可能になりましたが、その分細い線を出しづらくなり、強弱が付けにくくなるのでデフォルトの設定が良いと思いました。

気になる人は1段階くらいずらすと良いかもしれません。 逆に「硬い」にずらすと筆圧をかなり込めないと普通の太さの線が出なくなりました。

遅延について

遅延は気になることはありませんでした。

早いスピードでサッと描くと少し遅延していることはわかりますが、普通に描いていて気になることはないと思います。

トーテム、左手デバイスについて

Dell Canvasのトーテム

ガジェット好きとしては心躍るデバイスですが、ショートカットキーをフル活用してる身としては使う気になりません。

27インチの液タブ購入を機に、「tabmate」というCLIP STUDIOで使用できる左手デバイスを買ってみました。
tabmate

 

キーボードをDell Canvasの上に置いても良いですが、そうなると見ることができる画面範囲が狭まるためこちらを使用してみました。

左手をキーボードの位置に固定する必要がなくなり、ワンタッチでいろんな操作ができ快適になりました。

液タブやキーボードの配置について

描く際は以下のような感じです。
Dell Canvasの配置

奥行き80cm、幅160cmの机を使用してます。

未使用時は横にずらして置いておくこともぎりぎり可能ですが、現在の未使用時はスタンドを外して平にし、Dell Canvasの上にキーボードやマウスを載せて下敷きにしている状態です。

奥行きが80cmあるとディスプレイとDell Canvasを机の奥に寄せて飯を食べることができます。

本体が大きいので机の広さも大事です。 Dell Canvas専用のアクセサリスタンドを買えば、立ててディスプレイのようにもできますが約500ドルなので手が出せません。

両サイドの幅が広めなので、絵を描く際はこのようにBluetoothキーボードを置いてます。
Dell Canvasのサイド

Bluetoothキーボードに少し立てるための爪があるので、少し画面を覆う形となりますが上に引っ掛けても良いかもしれません。

その他機能

Dell Canvasの画面はPCに繋げると以下のようになりました。
Dell Canvasの画面

よく使うフォルダやデスクトプのファイルが表示されるので便利そうです。

パレット機能」もあります。自分でキーを割り当ててカスタムパレットボタンを配置可能。
Dell Canvasのパレット機能

まだ使用してませんが、使ってみると便利かもしれません。

私は左手デバイスがあるためタッチ機能も使用しておりませんが、20箇所のマルチタッチに対応しているためスクリーンキーボードやパレット機能などと組み合わせてペンと左手の指のみで快適な操作が実現できそうです。

気になる点

画面の熱さ

Dell Canvasを使うと、左上の電源コードなどを差し込む辺りが少し熱くなります。

裏側を触ると結構熱いこと分かるので、使用する際は標準スタンドで立てて作業するほうが寿命が伸びそうだと思いました。

総評

Wacomの27インチ液タブと比べても安く買うことができ、描き味も良いため買ってよかったです。

大きい液タブを買うと存在感があるため、絵を描く頻度も上がりそうです。

絵描きの最大の敵はモチベーションなので、これを機に精進していきたい所存です。

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